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![]() 明治に入って新しい時代にふさわしくと、12代清太郎は、中国で桃と並んで慶事・幸運の印と尊重されている蝙蝠を商標としました。また、卵に工夫を凝らした特製「五三焼カステラ」を創案しました。 そして、13代為三郎の代には、宮中御買上げの栄に浴し、さらに、卵白のみ使用した「白菊」、卵黄のみの「黄菊」の特製カステラを作り上げました。 福砂屋が取り組んできたカステラづくりの技が研ぎ澄まされ、しっとりした感触、馥郁とした味わいが完成の域に近づいた頃でもありました。 ![]() |
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![]() ![]() 「白菊」は卵の白身のみを使用し、黄菊は卵の黄身のみを使用した特製カステラです。その意味は俳人嵐雪が詠んだ名句「黄菊、白菊そのほかの名はなくもがな」に、ちなむといわれています。 ![]() ![]() |
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卵にこだわる福砂屋ならではの催しが「卵供養」です。これも12代清太郎の代から、1年に1度、毎年5月に催されています。 卵供養は、カステラの材料として日々に使う卵に感謝し、供養するとともに、物を大切に扱うことの教えや、従業員の健康と社業の発展を祈るもので、福砂屋の菩提寺である1604年(慶長9年)創建の名刹・正覚寺で供養が営まれます。職人をはじめ、社員全員が、厳粛な気持ちで、卵に掌を合わせます。 ![]() |
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