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スペインでカステラのルーツとされているお菓子が「Bizcocho(ビスコチョ)」です。ビスコチョの語源はラテン語の「2度焼くこと」を意味する「ビスコクトゥス」に由来するといわれています。16世紀の始め頃まで、ビスコチョはその名の通り、2度焼いた乾パンのような食物を指していました。長期間保存することができたので、16世紀初頭のマゼランの世界一周の船にも積み込まれていたといいます。大航海時代の船乗りたちの「海のパン」だったのです。ビスコチョが初めて出ている文献「アルフォンソ11世の年代記」や、スペインで最初の辞書からもそのことが伺えます。
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