スペインのビスコチョと並び、カステラのルーツとされるのが、ポルトガルのお菓子「パン・デ・ロー」です。この名前の由来として有力視されているのは「ロー(絽)のパン」という説。ロー(Lo)の語源は、中国の絹織物の一種「絽」のポルトガル綴りで、そのふわふわとした焼き上がりが、絹織物の薄い布地に、似ているところから名付けられたといわれています。
また、各地に伝わるパン・デ・ローの焼き型、製法などから、ポルトガル北部が、このお菓子の発祥の地だと思われます。
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